ただ、日々の書類作成やメール対応に追われる中で、「このままでは業務時間がいくらあっても足りない」と限界を感じる場面が増えてきました。そこで一念発起し、思い切って評判を耳にしていたAIツールを試してみることにしました。
■ きっかけになった「スーパーウィスパー」
最初に導入したのは、音声入力AIツール「スーパーウィスパー」です。OpenAIのWhisper技術をベースにしたアプリで、ショートカットキーを押すだけで、話した内容がそのままテキストとして入力されます。驚いたのは、その精度とスピード。タイピングの3倍近い速さで、しかも「えー」「あの」といった言い淀みや言い直しを自動でカットし、句読点まで整えた自然な文章に変換してくれます。
使い方の幅も広く、「モード」機能で用途ごとに変換ルールをカスタマイズできるのが便利です。自分がよく使っているのは、言い淀みや言い直しをすべて取り除き、一文ごとに適度な改行を入れて整形してくれる「言い直し修正モード」。打ち合わせの内容をそのまま話しかけるだけで、そのまま議事録の下書きとして使える形に整うので、面談後にメモを取り直す手間がかなり減りました。メール作成用のモードも作っており、「丁寧語のメール文にして」という指示をあらかじめ登録しておけば、依頼者様への連絡文もその場で仕上がります。
主な機能・特徴
- ✓ 言語・モデルの選択が可能:日本語はもちろん他の言語にも対応。使用するAIモデルも選択でき、自分は文章生成の精度を重視してSonnet 4.5、音声認識にはウルトラV3ターボという組み合わせで使用。
- ✓ ログ機能付き:過去に話した内容がログとして残り、音声を聞き直すことも可能。依頼内容の確認にも便利。
- ✓ 時間節約の可視化:「今週何時間節約できたか」という目安が表示されるため、業務効率化の実感を数字で確認でき、続けるモチベーションになる。
- ✓ ローカルモード搭載:音声データを外部サーバーに送らずに処理できる。依頼者様の個人情報や案件の詳細を扱う士業にとって、導入の後押しになるポイント。
対応OS・料金プラン
| プラン | 料金 |
|---|---|
| 無料プラン | 無料 |
| Proプラン | 月額 8.49ドル |
| 買い切り(ライフタイム) | 249.99ドル(一括払い) |
| Enterpriseプラン | 法人向け(要問い合わせ) |
📌 対応OS:Mac・iPhone・iPad・Windows と幅広く対応。Mac版で購入したライセンスのままiPhoneアプリにもログインして使用可能。
自分はサブスクリプションを増やしたくなかったこともあり、ライフタイムプランを選択しました。
■ 事務所ならではの悩みと、もう一つの工夫
とはいえ、実際に使ってみると一つ壁がありました。事務所は個室ではないため、内蔵マイクで音声入力しようとすると、周囲に聞こえる声量で話す必要があり、依頼者様に関わる内容を口にすること自体に抵抗があったのです。かといって声を潜めると、今度はマイクが拾ってくれない。
そこで組み合わせて使い始めたのが、ワイヤレスピンマイク「BOYA mini2」です。USB-C接続で受信機を挿すだけとセットアップが簡単な上、口元に近い位置で音を拾う設計のため、小さな声でもしっかり認識してくれます。周囲がざわついているオフィスでも、抑えた声のままスーパーウィスパーへ正確に音声を届けられるようになり、結果として声を張らずに済むようになりました。守秘義務を意識する場面が多い司法書士業務との相性は、想像以上に良かったです。
音声→テキスト変換AIツール
話すだけで文章が整う
ワイヤレスピンマイク
小声でも正確に認識
守秘義務を守りながら
業務効率化を実現
■ まとめ
正直なところ、ここまで業務が変わるとは思っていませんでした。AIツールというと構えてしまいがちですが、「話すだけ」で書類やメールの下書きが整うという体験は、想像以上に大きな時間短縮につながっています。同じように多忙な士業の方や、AIに苦手意識のある方にこそ、一度試していただきたいと感じています。
今後も不定期にAI情報を発信していきたいと考えています。ご期待ください。
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