住宅ローンをようやく完済!長年の努力が実を結んだ瞬間ですね。おめでとうございます。

ところで、完済後に銀行から書類が届いていませんか?実は、住宅ローンを完済しただけでは、家の登記簿に記録された「抵当権」は自動的に消えません。

この記事では、抵当権抹消登記とは何か、放置するとどうなるか、そして自分でやるべきか司法書士に頼むべきかを、わかりやすく解説します。

1. 抵当権抹消登記って何?なぜ必要なの?

住宅ローンを完済しても、抵当権は勝手には消えません!

住宅ローンを借りるとき、銀行は万が一返済できなくなった場合に備えて、あなたの家に「抵当権」を設定します。これは「もし返済できなくなったら、この家を売って回収しますよ」という権利です。

ローンを完済すれば、銀行はもうその権利を持つ必要はありません。しかし、完済しただけでは登記簿の記録は変わりません。登記簿上に抵当権が残ったままになるため、「抵当権抹消登記」という手続きを自分で行う必要があります。

📌 登記簿とは? 不動産の権利関係を記録した公の帳簿です。誰でも内容を確認できるため、売買や借り入れの際に必ず確認されます。登記簿に抵当権が残っていると、第三者から見て「まだローンが残っている家」のように見えてしまいます。

そのまま放置するとどうなる?4つのリスク

「いつかやればいいか」と後回しにしている方も多いですが、放置には具体的なリスクがあります。

リスク 1
家を売却できない

不動産を売るときは、抵当権を抹消してからでないと買主に引き渡せません。いざ売ろうとしたときに慌てることになります。

リスク 2
新たな借り入れができない

リフォームローンや事業用の融資など、家を担保に新たなローンを組もうとしても、古い抵当権が残っていると手続きが複雑になります。

リスク 3
相続時に家族が困る

将来、お子さんやご家族が家を相続するとき、古い抵当権が残っていると手続きが複雑になります。書類も年月とともに紛失しやすくなります。

リスク 4
書類の有効期限が切れる

銀行から送られてくる抹消用の書類には、有効期限があるものもあります。放置しているうちに使えなくなることも。

手続きに期限はあるの?いつまでにやるべきか

抵当権抹消登記に法律上の期限はありません。しかし、上記のリスクを考えると、銀行から書類が届いたら、できるだけ早めに手続きするのがベストです。

特に注意したいのが、銀行から送られてくる書類の有効期限です。銀行によっては「委任状」などの書類に有効期限を設けているケースがあります。届いた書類を確認し、期限が迫っているものがある場合は優先して手続きを進めましょう。

⚠ 書類を受け取ったら、まず有効期限を確認!

銀行から届いた書類をそのまま引き出しにしまってしまう方がとても多いです。届いたらすぐに中身を確認し、有効期限があるものはカレンダーにメモしておきましょう。期限が切れてしまった場合は、銀行に再発行を依頼する必要があり、手間が増えます。

2. 自分でやる?司法書士に頼む?メリット・デメリット

費用の比較

抵当権抹消登記は、自分でやる場合と司法書士に依頼する場合で、費用に大きな違いがあります。

自分で手続き 司法書士に依頼
登録免許税 不動産1個につき1,000円
(例:土地+建物=2,000円)
同じ
登記情報確認 約330円〜(オンライン) 司法書士が手配
司法書士報酬 不要 1〜2万円程度が目安
手間・時間 かかる
書類準備・法務局への足が必要
少ない
書類を渡せばあとはおまかせ
向いている人 シンプルなケース・費用を抑えたい方 複雑なケース・時間をかけたくない方

自分で手続きをすれば、実費(登録免許税など)だけで済むため、費用を大幅に抑えられます。シンプルなケースであれば、この記事の手順に沿って進めれば、初めての方でも十分に対応できます。

こんな場合は司法書士に任せた方が安心

次のいずれかに当てはまる場合は、無理に自分でやろうとせず、司法書士への相談をおすすめします。後の連載でも詳しく解説しますが、手続きが複雑になるケースがあるためです。

  • 完済後に引っ越しや結婚で住所・氏名が変わっている(前提として別の登記が必要になります)
  • ローンを借りた銀行が合併・社名変更・住所変更をしている(「抵当権移転登記」が必要になる場合があります)
  • 銀行から受け取った書類を紛失してしまった
  • 土地や建物が複数ある・権利関係が複雑
  • 手続きに時間をかけられない(売却や引き渡しの期限が迫っているなど)

💡 迷ったら相談だけでもOK 「自分でできそうか」を判断するだけでも、司法書士に相談する価値があります。TOKITOでは初回相談を無料で承っています。「自分でやってみたいが、まず状況だけ聞いてほしい」という方もお気軽にどうぞ。

次回予告:準備編

第1回では、抵当権抹消登記の基本的な知識と、自分でやるか司法書士に頼むかの判断基準をお伝えしました。

次回の第2回「準備編」では、実際に手続きを進めるための準備について解説します。登記情報の確認方法、銀行から届く書類の内容、そして「書類を紛失してしまった場合」の対処法まで、具体的に説明します。

「自分でできるか不安…」という方へ
まずは無料でご相談ください

つくば市の司法書士事務所TOKITOが、抵当権抹消登記をトータルサポートします。

無料相談のご予約はこちら

お電話でのご相談 029-875-5991
受付時間:8:30〜18:00(月〜金)

連載:自分でできる「抵当権抹消登記」完全ガイド
  1. 第1回|知識編:抵当権抹消登記の基本と、自分でやるかの判断(この記事)
  2. 第2回|準備編:登記情報の確認・必要書類の準備・落とし穴チェック
  3. 第3回|実践編:申請書の書き方・法務局への提出・完了確認

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